歯ぐきから血が出るのは歯周病?原因と受診の目安をわかりやすく解説
・歯を磨いたときに歯ぐきから血が出る
・前より歯ぐきが腫れやすくなった
・口臭や口のねばつきが気になる
このような症状ははありませんか?
歯ぐきからの出血は、一時的な傷で起こることもありますが、先ほどの症状は歯肉炎や歯周病のサインである場合もあります。
年齢を重ねると、飲んでいるお薬や持病、お口の乾燥、磨きにくい被せ物など、複数の要因がお口の環境に関係します。「年齢のせい」と決めつけず、お口の変化を確認することが大切です。
この記事では、歯ぐきからの出血が気になる方に向けて、考えられる原因、受診の目安、ご自宅で無理なく続けられるお手入れをお伝えします。
歯ぐきから血が出る主な原因
歯ぐきからの出血で多いのは、プラーク(=歯垢:歯の表面に付着する細菌のかたまり)による炎症です。ただし、磨く力や体調、服用中のお薬などが関係することもあり、出血だけで原因を決めることはできません。
歯肉炎や歯周病による炎症
歯と歯ぐきの境目にプラークがたまると、歯ぐきが赤く腫れ、歯磨きの刺激で出血しやすくなります。炎症が歯ぐきに限られている状態を歯肉炎、歯を支える骨などに広がった状態を歯周炎と呼びます。進行しても強い痛みが出ないことがあるため、歯ぐきの出血はお口を見直すきっかけの一つになります。
歯ブラシの力が強い・合わない清掃用具
硬い歯ブラシで強くこする、歯間ブラシを無理に押し込むと、歯ぐきを傷つけて出血する場合があります。ただし「傷だろう」と自己判断して磨くのをやめると、プラークが残って炎症が続くことがあります。力加減や道具のサイズは、歯科衛生士に確認してもらうと安心です。
持病やお薬が関係する場合
糖尿病がある方は歯周病が進行しやすいことが報告されています。また、血液を固まりにくくする薬などを服用していると、出血の仕方に影響することがあります。自己判断で薬を中止せず、歯科受診の際に病名や服用中のお薬をお知らせください。
高齢者の方に確認してほしい歯周病のサイン
歯周病の変化は歯ぐきの出血だけではありません。次の症状が重なっている場合は、歯ぐきの検査を受けることをおすすめします。
歯ぐきの腫れ・赤み・口のねばつき
健康な歯ぐきは薄いピンク色で引き締まっています。炎症があると赤みや腫れが見られ、朝起きたときに口の中がねばつくことがあります。入れ歯や被せ物の周りなど、磨きにくい場所だけに症状が出る場合もあります。
口臭・歯のぐらつき・噛みにくさ
口臭が続く、歯が長くなったように見える、歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい、歯が少し動くといった変化も歯周病で見られることがあります。噛みにくさのために柔らかい物ばかり選ぶようになった場合も、歯や入れ歯を含めて確認しましょう。
急な腫れや発熱がある場合
歯ぐきや顔が急に腫れた、強い痛みや発熱がある、飲み込みにくいといった症状がある場合は、通常の検診を待たず、早めに歯科医院へ連絡してください。
歯科医院では何を確認する?
歯科医院では、出血している場所だけでなく、お口全体を確認します。歯周ポケットの深さ、歯の揺れ、プラークや歯石の付き方、必要に応じてレントゲンで歯を支える骨の状態などを調べます。検査結果をもとに、歯石の除去やお手入れ方法、今後の通院について相談します。
痛みがなくても検査を受ける意味
歯周病は、自覚症状が少ないまま進む場合があります。出血が一度治まっても、炎症の原因が残っていることがあります。現在の状態を数字や画像で確認しておくと、ご自身に合うセルフケアや受診間隔を考えやすくなります。
持病や服薬についてもお知らせください
高血圧、糖尿病、心臓病、骨粗しょう症などで治療を受けている方は、歯科受診時にお伝えください。お薬手帳があれば、薬の名前を正確に確認できます。治療内容によっては、かかりつけ医と情報を共有する場合があります。
自宅でできる歯ぐきのお手入れ
出血があると歯磨きが怖くなるかもしれませんが、強い痛みがなければ、やわらかめの歯ブラシを使い、歯と歯ぐきの境目をやさしく磨きます。力を入れすぎず、小さく動かすことがポイントです。
歯間ブラシやデンタルフロスは、歯と歯の間のプラークを落とす助けになります。ただし、隙間に合わないサイズは歯ぐきを傷つけることがあります。無理に使用せず、歯科医院で自分に合う道具と使い方を確認しましょう。
歯石になった汚れは歯ブラシでは取り除けないため、歯科医院での処置が必要です。歯石を取った後も、ご自宅のお手入れと定期的な確認を続けることで、お口の変化に気づきやすくなります。
よくあるご質問
歯ぐきから一度だけ血が出ても受診したほうがよいですか?
強く磨いた直後など、一時的な傷で出血することもあります。数日たっても同じ場所から繰り返し出血する、腫れや口臭もある場合はご相談ください。
血が出る部分は磨かないほうがよいですか?
痛みが強くなければ、力を弱めてやさしく磨いてください。ただし、出血量が多い、なかなか止まらない、原因が分からない場合は自己判断を続けず、早めに歯科医師に確認してもらいましょう。
歯周病は年齢が高いと治療できませんか?
年齢だけで治療できないと決まるわけではありません。持病や服薬、体調、お口の状態を確認し、負担に配慮しながら治療や管理の方法を相談します。心配なことは受診前にもお伝えください。
まとめ|常滑市で歯ぐきからの出血が気になったら
歯ぐきからの出血は、歯肉炎や歯周病、磨き方、体調などさまざまな理由で起こります。出血だけで判断せず、繰り返すか、腫れや口臭、歯のぐらつきがないかを確認することが大切です。
おのうち歯科矯正歯科・こども歯科では、歯ぐきの状態を検査し、一人ひとりのお口や体調に合わせたお手入れをご案内します。
まずは、お気軽にご相談ください。

