歯が抜けて、放置するとどうなる?
今回は、歯が抜けてしまった後、そのまま放っておくとどうなるかについてお話します💁♀️
🦷 口の中で起こること
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隣の歯が倒れてくる
抜けた部分にスペースができるため、隣の歯が傾き、かみ合わせが乱れてきます。 -
噛み合う歯が伸びてくる
上の歯を抜いた場合は下の歯が伸びてきたり、その逆も起こります。結果的に歯並びやかみ合わせが崩れます。 -
噛みにくくなる
食べ物をしっかり噛めなくなり、噛み癖の偏りが出て、他の歯に負担がかかります。 -
虫歯・歯周病のリスク増加
歯並びの乱れで清掃が難しくなり、プラークがたまりやすくなります。 -
発音への影響
前歯を失うと「さ行」「た行」が発音しにくくなることがあります。
💪 全身への影響
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消化器への負担:噛めないまま飲み込むことで胃や腸に負担がかかります。
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栄養の偏り:硬い食べ物を避けるようになり、栄養バランスが崩れることがあります。
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認知症リスクの上昇:噛む刺激が脳の活性化につながるため、歯の欠損が多いとリスクが高まるといわれています。
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顔の形の変化:奥歯を失うと頬がこけたり、口元がしぼんだように見えることがあります。
抜けたまま放置すると、さまざまな事が起きてしまいます😣
そうならないように、抜けたところを補う、3つの方法について説明します。
🔹 1. ブリッジ
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方法:抜けた歯の両隣の歯を削って土台にし、連結した人工の歯を橋のようにかける。
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メリット
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固定式なので違和感が少ない
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見た目が自然
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保険適用のものもあり比較的安価
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デメリット
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健康な歯を削る必要がある
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支えになる歯に負担がかかる
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清掃が難しく虫歯や歯周病のリスクが増える
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🔹 2. 入れ歯(部分入れ歯・総入れ歯)
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方法:取り外し式の義歯を装着する。金属のバネや樹脂で固定する。
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メリット
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ほとんどの症例に対応できる
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治療期間が短い
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費用が安い(保険適用あり)
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デメリット
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違和感や異物感が強い場合がある
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バネが目立つことがある
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噛む力は天然歯の2〜3割程度にとどまる
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🔹 3. インプラント
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方法:あごの骨に人工歯根(チタン製のネジ)を埋め込み、その上に人工の歯を装着する。
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メリット
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天然歯に近い噛み心地
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見た目が自然で美しい
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隣の歯を削らない
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噛む力は天然歯に近い(約8割以上)
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デメリット
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外科手術が必要
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治療期間が長い(数か月〜半年)
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保険がきかない(自由診療で高額)
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骨の状態によってはできない場合がある
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お口の中によって、できる処置・できない処置もありますので、一度、かかりつけに相談してみてください🦷✨

